こっちは正論を言ってるだけなのに『ロジハラ』とか言われました。最近何か言えばすぐモラハラだのロジハラだのエモハラだのって言われてやりにくい。うっかり何も言えないよ。
そんなつぶやきを目にしました。
そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!
”ロジハラ”とは「ロジックハラスメント」の略でひたすら正論で相手を言い負かし、叩き潰すまでやめない嫌がらせのことです。
他にも「エモハラ」とか。エモハラとはちなみにエモーションつまり「感情」に関係したものです。
感情論で相手の口をふさいで何も反論できなくさせること、でしょうか。
ロジハラ、エモハラはどちらもモラハラです
正論が間違ってるわけではありません。感情を表現するのがいけないわけでもない。
じゃあ「ただ正論を言ってるだけ」「ただ自分の気持ちを表しているだけ」なのと「ロジハラ」「エモハラ」といわれるものとではどこにどんな違いがあるのでしょう?
そのどちらも「正当な範囲を逸脱している」ときに「ハラスメント(いやがらせ)」になりうるということなのです。
・相手に気まずい思いをさせるほどに正論で追いつめてしまう
・相手の人格を否定してしまうような本筋とは関係のないことまで責める発言をする
言っていることは正しいのです。仕事の手順、報告や連絡など会社の組織では必要なこと。
家庭もチームなので夫婦の間での連絡や確認が必要なこともあるでしょう。
だけど、ちょっと待って。
それは相手に恥をかかせることが目的ではなかったはずです。
次のような言葉は必要ですか?「何回も言ったよね?」(バカなの?)「なんでできないの?」(バカなの?)
Twitterでもいますよね。何か呟くと頼んでもいないのに
「それはさ、あなたが~だからじゃないの?」と”アドバイスしたがる”人が。
Twitterなら無視でいいんですけど職場や家庭の中ではスルーっていうわけにもいかないからしんどいんですよね。
・感情の押し付け。察してほしいという要求を態度やしぐさで表す
・気づいてほしいという気持ちが満たされないときには怒りに変わる
ロジハラもエモハラも最近次々と「~ハラスメント」に乗っかって作られている気がします。多少作られすぎの感はあります。
エモハラっていうのは「感情の押し付け」とでも言いますか。
「自分がこう思っているんだからあなたはそれを察するべき」というような押し付けです。
「察して」が高じて「不機嫌になる『フキハラ』」なるわかったようなわからないような変な言葉まで。
ここまでいくと「なんじゃそりゃ」ですね(笑)
「セクハラ」
「パワハラ」
「モラハラ」
「ロジハラ」
「エモハラ」
「フキハラ」etc・・
日本にはそれだけ「ハラスメント」が横行しているということなのでしょう。なげかわしいかぎりですが現実です。
なぜロジハラは起きるのか
ロジハラもエモハラもフキハラもモラハラの表れ方の一つです。
モラハラマインドの人のうち頭の回る人言語能力に勝る人はロジハラに表れやすい。
論理的でなく感覚優位の人はエモハラに表れやすい。
フキハラなんて言うのはもう言葉としてどうかと思いますが、これはどちらのタイプの人にも表れやすいといえます。
では、どうして人は誰かにモラハラをするのでしょう。
「相手に対するリスペクトがない」
からです。
相手をハナから「自分が教えて”やらなきゃ”いけない」と考えているからです。
または
「共感性が乏しい」からです。
ロジハラやエモハラなどのモラハラへの対処法
家庭の中でおきるモラハラのうちロジハラには相手が正論で責めてくるときにはいったん
「あなたの言っていることは正しいと思うよ」と受け止めたうえで
「だけど正論ですべてが回るわけじゃないし、正論がすべて正しいわけじゃないと思う」と言ってみてはどうでしょう。
家庭の中だからこそ、お互いに譲り合って生活していくことも必要だと思う、と言えるのならばいっていいのです。
感情をぶつけてくるようなエモハラの場合は相手が感情的になっているときには、黙ってその場から離れて少し距離をとるようにするのがいいかも。
感情的になっているときには何を言っても届かないことが多いからです。
職場で起きるロジハラやエモハラなどの場合、それが上司だったり先輩だったりする場合は直接相手に自分がやっていることを認めさせるのはハードルが高いでしょう。
より上位者に訴えたり、会社のハラスメント相談窓口などに相談してみるとよいかもしれません。
いずれの場合にしても、無理にあなたが付き合う必要はないと思ってください。
モラハラされるととても傷つきます。
ロジハラにしてもエモハラにしてもフキハラにしても、どんなハラスメントであってもあなたが我慢をする必要はありません!
負荷が大きすぎると思ったら逃げることも考えてください。
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