モラハラ夫と離婚したのに|コロナ感染症の流行で収入を失った母たちへ

save my child 生活

夫から逃れてやっと安心して暮らせると思ったのに。コロナ感染症で仕事がない。子供を預けられない。働けないの困った。


夫からのモラハラに耐え、離婚したい、自由になりたいと思って頑張ってきて、いざ調停だというところでコロナ感染症の大流行。


裁判所は閉鎖され、調停は延期、新規案件は受付停止。

婚姻費用は支払われず、離婚が成立していない人には児童扶養手当も支払われない。


現状ではやはり、離婚が成立していない場合に児童扶養手当を受け取ることは難しいようです。


緊急事態宣言がようやく解除されたとはいえ、その間に収入を失った人も多かったのではないでしょうか。


こんな事態になることはだれも予想していなかったとはいえ、早く何とかならないのかと祈る気持ちでいます。


いま子供を抱え、収入もなくなって貯蓄を切り崩しながら生活し、先の生活のめどが立たずに困っている人たちはどれくらいいるのでしょうか。


どんな公的支援があるのかもう一度まとめました。

困窮する母子のための公的支援まとめ

児童福祉法第38条に基づき、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援することを目的とする施設です。
母子生活支援施設においては、母子を保護するとともに、その自立を促進するため個々の母子の家庭生活及び稼動の状況に応じ、就労、家庭生活及び児童の教育に関する相談及び助言を行う等の支援を行っています。

参考:母子生活支援施設 | 内閣府男女共同参画局

・母子生活支援施設

・生活保護

・政府小口援助資金

これらは各自治体の福祉関連窓口で受け付けています。


また、コロナ感染症の拡大に伴って、貸付金などの返済が猶予されていますので、一度関連ページを確認してみてください。

実家などに一時的に身を寄せる


緊急事態宣言は解除されましたが、まだこれからどうなるか見通しが立たない状況です。


1日も早い終息が望まれますが、それまでの間、モラハラ夫から逃れて母と子で暮らす人たちがなんとか生き延びられますように。

困窮する親子が一組でも減りますように。

実家は強い味方になります。

なんだかんだで両親はやっぱり味方になってくれます。

ただ、実家と良い関係である人ばかりではないでしょう。

そもそも実家などない人もいる。

職場へや学齢期の子供たちがいるなら学校のこともある。

そう簡単に別の場所へ移動するというのも難しいだろうなと思います。

ただでさえ日本は女性の賃金が低い。

そのうえコロナ感染症による緊急事態宣言のために仕事場が閉鎖され、雇い止めにあったりした人たちも多かったそうです。


その中に母子家庭の親子も相当数いたのではないかと思います。

モラハラで離婚するということの難しさ

モラハラ離婚,難しい


本当に大変なことだなと、自分が具体的に「離婚」の二文字を意識するようになって感じることです。

夫のモラハラで神経をすり減らし、常にどこかが具合悪いという状態をかかえたまま何年も生活するよりは離婚したい、と思いました。


でも「モラハラ」そのものを理解できる人がまずほとんどいない。


わたしが「モラハラ」という言葉とその意味を知ったのはTwitterで8年ほど前でしたがそれまではそんな言葉があることすら知りませんでした。


その言葉を得たわたしは自分が受けている仕打ちを周りの人に伝えようとしましたが、わたしの話を聞いた人たちはみな一様に困ったような顔をしました。


「モラハラ」という言葉としては5年ほど前に芸能人の夫婦が夫のモラハラを理由に離婚してから一気に知られるようにはなりました。


でもモラハラの本当の恐ろしさをわかっている人はたぶんまだそう多くはないと思っています。


まして離婚するとなると、普通の離婚とはまた違う難しさがあります。


夫が酒乱だとか暴力をふるう人だとか、常に怒鳴ったりわめいたりする人なら周りの人も納得しやすい。


なのにモラハラ離婚となると、弁護士さんたちはそれを離婚理由にするのは難しい、と言います。

立証する難しさ


モラハラは見えるところに傷を残しません。

もちろん心はズタズタにされているのですが、それは外からは見えません。

モラハラは感覚的なものです。

自分にとっては耐え難い仕打ちであっても他の人には「そこまでひどいことかなあ」と言われてしまうこともあります。


それがモラハラの怖いところなのです。

だれもわかってくれない孤独さ。

  • 単なる相性の悪さとか?
  • 夫婦の間にはよくある単なる行き違いじゃないの?
  • 嫁があまりにも感覚過敏なのでは?


そういうことにされてしまう。

なんなら夫に同情が集まったり

調停に行ったら調停員に「子供もいることだし考え直すように」と逆に諭されてしまったという話も聞きます。


常に録音できるように携帯やボイスレコーダーなどを手元に置いてあるのに、肝心な時にそれができなかったり。


モラハラの毒気に圧倒されてしまう。

それでもなんとかモラハラから脱出して母子で新しい生活をはじめられたと思ったら思いもかけない新型の感染症で生活することもままならないなんて。


女性が一人で子供を育てていけるような社会を


ひとり親で子供を育てている人が仕事を失い、頼みの綱であるフードレスキューの事業でさえ事業の継続が難しくなっている。


ただこれだけ社会全体が巻き込まれた感染症問題。

夫のモラハラから逃れて離婚したひとたちの声が政府の中央にまで届くのだろうかと思います。


コロナ感染症の問題が落ち着いたら、子供を抱えて一人で生きていっている女性たちがもう少し安心して暮らせるような社会の仕組みができるといいですね。


国の母子家庭支援まとめ

政府の緊急小口援助金制度や、生活保護を申請するなどとにかく生きるために使えるものは何でも使って生きてください。


せっかくモラハラから逃れて新しい人生を歩み始めたのに、ここで倒れてしまうことがないように祈っています。


祈ることしかできないけれど。

コメント

  1. afreshstart より:

    同感です。モラハラ被害って伝えるのが難しいですよね。とりわけDVが全く伴わない場合は難しいと思います。わかるなーって思いながら読みました。

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