大好きだった人からのモラハラが辛いです。結婚するまではとてもやさしい、いい人だと思ったのに。いつからこんな関係になったんだろう。もうあの関係は戻ってこないのかな。
そんなお悩みに答えます。
そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!
モラハラとは「モラルハラスメント」を略したもの。ほとんどの場合身体的な暴力は伴わないが、暴言や無視、支配的な態度、経済的な制限、人格の否定などの精神的な圧力や暴行ともいわれる。モラハラをする人のことを「モラ」と呼ぶこともある。
夫婦間のモラハラはなぜ起きるのか
これはもういろんな理由があると思います。
モラハラは夫婦間のパワーバランスが崩れることで起こると思っています。
普通、結婚するまでは相手に自分を見てもらおうと思っているのでそこでエラそうにしてたら相手に嫌われてしまう。
まあ、ありのままの自分を見てくれ!っていって最初っから全開で行く人もいるかもしれないですけど、あんまりやらないですよね。
夫婦のパワーバランスが崩れる要素ってたとえば
「年齢差がある」
「妻が年上」
「収入格差がある(専業主婦もしくは専業主夫)」
共通しているのはどちらか片方に”引け目”がある、ということかもしれません。
もちろん、専業主婦であることに誇りをもっていて「わたしは何の引け目も感じていない」という人もおられるでしょうけど、ここでは一つの可能性として考えます。
紹介したいエッセー漫画、ブログがあります。
二つあるのですが、それぞれ「夫がモラハラと思われるパターン」と「妻がモラハラと思われるパターン」です。
ではまず一つ目から。
「夫の扶養から抜け出したい」ゆむい
「ぼくと同じだけ稼いできなよ!」
「昼間何してたの?主婦でしょ?」
「世の中には働きながら家事を起用にこなす母親だってたくさんいるのに。甘いんだよ」
これって完全にモラハラ発言ですよね。
夫のモラハラで辛い思いをしてきた人はみんな何度となく聞かされたセリフ。
専業主婦のももこは夫に対して引け目を感じています。
「収入がないってなんて惨めなんだろう」
「夫の愚痴を言うランチ代も夫が稼いできたお金だ」
「わたしの社会的信用は夫の上に成り立っている」
言い換えれば「夫がいなければ、夫の稼ぎがなければ生きていくことすらできない」
「でも、でも、でも・・・・」
夫はいつも仕事に忙しくて、ゆっくり話す暇もない。
話をしたっていつもわたしが責められる形になる。
これがたぶん、一般的に多くの人が考える夫からの「モラハラ」ではないでしょうか。
面白い記事がありました。
夫はモラハラだと思うかと100人の妻に聞いたら実に80%以上の人が夫はモラだと思うと答えたそうです。
たぶん、これが以前にわたしが見た「世の中の男性の8割から9割はモラ」の出典かも。
それに対してどう対処しているかと聞かれてかなりの人が「無視」と答えています。
「無視」ということの中には夫の言う理不尽だと思う言い分を無視しているということもあると思います。
だけど、これがもし文字通り夫を「無視」している、つまりまるでいないかのように生活する、という意味だったら?
これがもう一つのパターン「妻からのモラハラにあう男性」の構図になっているのではないかと思います。
「妻が口をきいてくれません」野原弘子
こちらは現在WEB上でのみ公開されている連載なのですが、単行本化が待たれます。
専業主婦の妻「美咲」がどんどん不機嫌になっていく。
喧嘩をしたわけでもない。なんで怒ってるのかわからない。
プレゼントをしてみたり、花を買ってみたり。
スキンシップが足りなかったのかなと思って寝ている妻の手を握ってみたり。(でもこれは余計に妻の怒りを買っただけなのですが。)
でももうずっと口をきいてくれない妻に夫「誠」はいろんなことを試してみますがダメ。
とうとう家に居場所がないと感じ始め、離婚を切り出します・・・。
辛い。読んでいて辛かったです。
すれ違っているだけなのに。
この二組の夫婦の問題は表裏一体です。
案外、「モラハラ」で悩んでいる夫婦のかなりの割合でこういうことが起こっているんじゃないのかな。
「夫(妻)からのモラハラが辛い。離婚したい」と思っているけど
「結婚する前はあんなにやさしくて思いやりがあって頼もしく思ったのに」
「自分の何が相手を怒らせているんだろう。思いつく限りのことをやっているのに」
そんな風に思っている人は、もしかしたら問題は単なるお互いがお互いの辛さをわかってないだけなのかも。
この二つのエッセー漫画はぜひ読んでほしいなと思います。
夫婦間のモラハラはなぜ起きるのか:まとめ
夫婦のどちらが「モラハラを受けている」と感じていてそれが長期にわたって続いていたら、いずれ「離婚」という選択肢を考えざるを得ないと思います。
心が病んでしまうほど我慢しなくていいと思います。
それが「離婚」という選択になってもいいと思うんです。
でも、だからこそ本当に心が病んでしまいそうだと思ったら相談してほしいなと思います。
相談することの最大のメリットは「第三者の目線」が入ること。
もしかしたら、「離婚」という選択を回避することができるかもしれない。
離婚を回避するだけじゃなくて、夫婦としての関係を修復することだってできるかもしれない。
だって、壊してしまったらもう元には戻らないものもあります。
ぜひ自分の悩みの種類がどこにあるのか見極める参考にしてくださいね。
誰かに相談してみようかなと思った方は次の記事も参考にしてみてください。
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