【反論】モラハラ夫を持つ妻の共通の「特徴」なんてない

Discouraged woman 特徴

モラハラされる人にもモラハラされる理由っていうか、特徴みたいなものがあるんじゃないの?

 

これよく言われますよね。
「モラハラ」で検索すると必ず出てくる。




「モラハラされる人の特徴」なるもの。




でもね。声を大にして言いたい。
字なので字を大にして言いたい。



そんなものはない

 

かなこ
かなこ

そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!

 

モラハラとは「モラルハラスメント」簡単に言えば「いやがらせ」「いじめ」です。暴言、無視し続けること、経済的な制限、相手の人格を否定することなどの特徴があります。

みんなモラハラ加害者にも被害者にもなる

モラハラをする人って「サイコパス」でない限り
「普通の人」です。

 

【人格障害】モラハラ夫はなにかの病気なの?

 

本物のサイコパスであれば文句なしに
モラハラ認定ですが。



(それでも彼らは正体を隠している
ので結婚するまで分からない)



「なんちゃってサイコパス」
そこら中にいます。

 

さらに言えば自分の中にも
サイコパスチックなものはあると思う。



もしかしたら自分だってモラハラを
しているかもしれない思います。

 

モラハラは男性から女性にだけ向けられるもの?

男性と女性のピクトグラム

モラハラというと妻の側からの離婚の理由
としてあげられることが多いですよね。



そのために男性から女性へのもの
という認識が一般的です。



しかし実際は夫から妻へだけではなく
妻から夫へのモラハラもあります

 

これが職場だと、上司から部下
向けられることもあります。

 


男性上司から女性社員へのものだけでなく
女性上司から男性社員、男性から男性へ
場合もある。



パワハラの場合、大声で怒鳴りつけたり
本人の意思を無視して要求を「力づくで」
(つまりパワーで)ごり押しする。
だから割と人の目につきやすい。



モラハラがパワハラと違うのは、大声で
怒鳴るというよりも逆に無視したり陰口を
言ったり。が、目的は同じことです。



どちらも「相手を恐怖でコントロールして
自分の思い通りにしたい」
ということです。



ということは、モラハラは女性であれ
男性であれ起こりうる
ということです。



そういう人たちはみんなサイコパスですか?



みんな発達障害などの脳の機能不全
という障害を持っているんでしょうか。



違いますよね。



それはつまり誰もが、誰かに対して
突然モラハラに変貌するときはある
ということでもあります。

 


モラになる方もモラハラされる方も、
自分がそうなるなんて思っていません。

 

誰でもモラハラ加害者にもまた
被害者にもなりうるのです。

 

モラを事前に見分けられる?

群衆

この写真の中にいる人の中でたぶん
8割がたの人はモラハラパーソナリティを
持っています。


でも普段はごくごく普通に生活している
「普通」の人たちです。

 

これはまた、モラを見分けるのなんか事実上
「無理」、ということであります

 

じゃあ、よくモラハラについて書かれた
記事を読んでいると必ず出てくる
「モラハラのターゲットにされやすい
女性のタイプ」というのはどうなんでしょうか。



わたしはそれらを読むたびに
なんだかもやっとするのです。

 

もう一度、モラハラの意味について
考えてみてください。


そもそもモラハラってなに?

モラルハラスメント(モラハラ=Moral harassment)とは、言葉や態度によって人の心を傷つける、精神的な暴力や嫌がらせのこと。職業上の力関係を背景に行われるパワーハラスメント(パワハラ=Power harassment)やセクハラ(Sexual harassment)も、モラハラの一種です。

(参考:モラルハラスメントとは – コトバンク

 

ようするにいじめです。



力の強い方から弱い方に向けられる
いやがらせ。



しかし、力関係なんてちょっとしたことで
入れ替わります。

 

じゃあモラハラを受けているわたしがなにかモラハラされやすい特性を持っているというわけではないんですね。

 

 

かなこ
かなこ

そうです。わたしたちの誰もが加害者も被害者にもなることがある、ということです。特別な特徴があるわけではありません。

 

モラハラパーソナリティの人がモラになるとき

オフィスにいる人々

「モラハラのターゲットにされるのはこんな人」
ってリストアップされていますが正直
「余計なお世話」としか思いません。



一番身近にいる人からいじめられてる人に
「あなたってこういう人だから
いじめられるんだよ」って言うようなものです。


なんの慰めにもならない。
いわゆるセカンドレイプです

 

たまたま自分の目の前にいた人が
気に入らないことをした。



あるいは、何かのきっかけで相手の
いやなところが目に付くようになった。



初めはそんなに気にならなかったけど
ある日突然それがすごく目につくようになった。



気になりだしたらどんどん気になってきて、
つい意地悪な言葉や態度で出すようになった。

 

言われた方は、いままで親しかった人から
突然「あんたのそういうとこ気に入らない」
って言われてとまどいます。



無視されたり悪口言われたり
怒鳴られたり。とまどいます。



「なんでかな。なんか悪いことしたかな」
って思うでしょう普通。



今までの親しい関係を知っているだけに
もう一度いい関係を取り戻そうとして
一生懸命になる
でしょう。



だから一生懸命考えます。
「自分がそうされる【理由】」を。

 

「モラハラされそうな女性」と
よくあげられているリスト。

 

従順で言い返さない

・よく気が付いて優しい

・気が弱い

・仕事ができる

・動きがとろい

 

 そんなもの、見ようによってはそう見える
かもしれないけど失礼ですよね。



従順で言い返さず優しくて良く気が付いて
気が弱く、仕事はできるけど動きがトロイ。

 

そんな人いくらでもいる。



そういう人が「モラハラされやすい」?
言い換えれば「誰でもターゲットになり得る」
ということですよね?
たまたまです。



そう言う人はそう言って
「自分はいじめられる要素ないもん」
っていじめられた人にマウントしてるだけ。



同情してるふりしてる分タチワルい、
とすら思います。



「いじめられる人の特徴」なんてない。
そんなものない。

 

みんなたまたま、その時の相手との力関係で
そのポジションになってしまっただけです。

 

 


自分のコンプレックスを、弱い相手にマウントすることで自分を上げようとするから。


モラハラする方こそ責められるべき

どんなタイプのモラルハラッサーでも、
それはモラハラする人の方に問題がある。



モラハラをする方の人が悪い。

 

「モラハラされる人の特徴」あるいは
「いじめられる子にはいじめられるそれなりの
理由がある」・・・



それを読んで、なにか慰められますか?

 

「ああ、自分は優しいからいじめられるのか」
ってなりますか?



「自分は仕事ができるから」
「自分は強く言い返せないから」
「自分は‥‥」
「自分は‥‥」

って、結局モラハラされている「自分に」
その原因と理由を探す。

 

そこから逃れたかったんじゃないの?



モラハラされて「お前が○○だから俺が
お前にイラつくのは当たり前」っていう
夫たちから逃れたいんですよね。

 

自分で自分にモラハラしてるようなものです。
今度自分の目の前にそういう人が現れたら
「そういう人はモラハラされても仕方ない」
って思っちゃうかもしれません。

 

学校の中で誰がいじめにあうかなんてわからない。

 

昨日まで仲良くしてた人が突然いじめっ子に
豹変することなんてざらにある。

 

なぜいじめたのかって聞かれてもその子は
たぶん明確な答えを持っていない。

 

「なんとなく腹が立った」

 

そんなとこでしょう。
自分でも理由なんかわからない。

 

ましてやいじめられた方にその理由を
もとめるのは間違っている

 

モラハラも同じことです。

 

自分で自分にモラハラしないで。
自分を好きになってください。

 

モラハラ「被害者」という人が「加害者」であることもある

手をつなぐカップル

Twitterでモラハラアカウントに流れてくる
ツイートを見ていると、「モラハラ被害者です」
という人たちの中に「あなたがしていることこそ
モラハラでは?」と思うような時がある。

以前「自分は妻にモラハラをしているんだろうか」
と悩む男性と話したことがある。

 

彼の妻は自分は夫からモラハラされてると
思っていたかもしれない。

 

でも、彼の話を聞いた限りではむしろ
妻の側がモラハラしてるんじゃないかと
思われる例だった。

 

彼の妻は意識していたわけではなく
男性を困らせて喜んでいるわけではなかった。

 

ただ、年の離れた夫とどうコミュニケーションを
取っていいのかわからないだけだった。



でも、彼女のしていたことが彼を
長年苦しめてきたことは確かだった。

 

世間一般的にはモラハラといえば
男性から女性に対して向けられるものという
イメージがある。



弱い立場の女性を捕獲して自分のゆがんだ
自尊心を満たそうとする男性のことを指して
”モラハラ”(正しくはモラハラする人)
というイメージがあった。



もしその妻が外に向けて
「自分は夫からモラハラを受けている」
というようなことを言っていたら
彼はモラルハラッサー認定されていたと思う。

 

でも「自分はモラハラを受けている」という人が
必ずしもモラハラを受けているわけではなく、
むしろ逆の場合もある。

 

モラハラを受けていると思ったらまずやってみること

百万歩譲って、そういう「特徴」的なものが
自分にあったとして。



周りにいる誰かからモラハラを
受けていると思ったらどうしたらいいのか。

簡単です。

 

「知るか」でいい。

 

単にそれは相手が自分のことを
気に入らないってだけです。



「自分の何を改善したらこの人とうまく
やっていけるんだろう」とか考えなくて
いいんと思うんです。

 

こんなツイートが流れてきて、そうだそうだ!
とひざを打ちました。

 

これしかないです。「女は愛嬌」なんて
そんな価値観、くそくらえです。



されて嫌なことだったら怒っていいんです。
言わなきゃわかんないんです。



モラももともとは普通の人です。
我に返ることがあります。



でも意地悪は快感になるから、黙ってると
ずっとやられっぱなしになります。

 

「なんでそんな言い方するの?
理由があったとしてもそれをちゃんと
説明してほしい」

 

それくらい言ったって大丈夫です。
声が震えちゃうかもしれない。
涙が出ちゃうかもしれない。

 

でも、相手をしっかり見据えて
そう言ってみてください。



相手が真正のサイコパスでなければ
それで案外モラハラがやむことがあります。

 

誰かに対して強く言い返すのって勇気がいります。
でもちょっとだけがんばって。

 


「それは不愉快だ」ということを相手に
知らせてみてください。

 

モラハラに立ち向かうなんて無理と思ったら

壁に腰掛けるカップル

でもどうしても言えない。
やっぱりしんどいという人は、
もうあきらめましょう。

 

一度できてしまった関係性はなかなか
覆らないですから、ずっと我慢していたら
その間にどんどん神経をすり減らしていく
ことになります。



そこまで頑張って維持しなければならない
関係ですか?その場合はさっさと見切りを
つけて逃げることです。

 


モラハラ解説サイトで見かける
「モラハラを受けやすい人」に対する
違和感についてでした。

 

お薦めのアニメ

最近子供たちと見てて
けっこうはまったアニメのご紹介を。

 

 タイトルはズバリ
「Psycho-pas(サイコパス)」



かなりエグいです。エグいしグロいので
見てみようかと思われた方は気を付けて(笑)

 

近未来の社会がAIによって完全に
コントロールされ、人々は表面的には
穏やかなのですが。



町の中に潜むサイコパスによって
もともと持っている残虐性や嗜虐性が
露にされていく、というのが超ザックリな
あらすじになります。



なんでこのアニメを突然、と
思われたかもですが。



モラハラ問題とこのアニメのテーマに
共通するものがあるなと思ったのです。


#1 犯罪係数

 

#1 犯罪係数

  • 発売日: 2015/12/18
  • メディア: Prime Video
 

 

コメント

  1. Vermilion Swan より:

    モラハラに遭いやすいタイプ!?
    何だかストーカーに遭いやすいタイプというのを思い出しましたが「ストーカーに遭うのは不用心だからだよ!自分の予定や行動を会社でべらべら喋るのを止めたら?!それから普段から戸締りや窓のカーテンもきっちり締めるとかの凡事徹底ができないからストーカーの標的になるんじゃね?!もちろん携帯電話の番号を誰彼かまわず教えるなんて論外!」という説明(僕の持論www)を聞いたらストーカー被害者は傷つきますよね?!
    実際はセキュリティ万全のタワマンに住む女性だってストーカー被害に遭うんでしょうから?!(用心深い者を狙わないのはテロリスト?!)
    故にモラハラに遭った人に「アンタモラハラに遭わないための改善ポイントを指摘するわよ!いいこと?これはあなたのためを想っているから言うのよ!?」なんてセカンド零府そのものですね?!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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