【心の準備】モラハラ夫との離婚前提で別居する

離婚
 

モラハラ夫と暮らすのはもう限界。苦しくて辛くてだんだん体調もおかしくなってきた。結婚したのに別れたいなんて、わたしのわがままなのかな。黙って家を出たら犯罪になるってだんなに言われたけどほんと?

 


こんなお悩みに答えます。



Twitterでそんなことをつぶやいたらお返事が。
みんな辛いんだよね。





 

 

 

かなこ
かなこ

そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!

 

みんな迷ってるんだ。そりゃそうだよね。



離婚前提で別居する


ここがリアル離婚への第一歩。


だけど大きな第一歩


みんな、別居へ踏み出すまでの心の葛藤
どう折り合いをつけていくの?


そんなお悩みに答えます。

モラハラ夫と別居する前の心構え



弁護士さんに離婚について相談しに行って半年。



弁:「モラハラ離婚は同居したままでは難しい。先に別居を」

 

そう言われてからコロナに巻き込まれ
もたもたしてました。


・・・というのはいいわけで
迷ってたんですほんとは。


だって別居するってほんとに
離婚への第一歩ですよ。



壊してしまったらもう元には戻せませんもんね。



冒頭で引用させていただいた、モラハラ夫と別居
離婚された方たちも大いに迷われた様子。


みんなどんなふうに気持ちに折あいを
つけてきたんですか?


決断できるかどうか

これはもうひとえに「決断するかどうか」だけ
なんでしょうね。


迷ってて動けないのにはいろんな理由が
あると思いますが。


  1. 夫に別居することを離したらまたモラハラされるにきまってる。
    かといって、黙って家を出て行ったりしたらこっちが不利にならない?
  2. 実際に家を出ていくまでの間、夫のモラハラがひどくなりそう。
    それに耐えるのが辛い。
  3. 別居したとして、生活費どうするの?



こんなところでしょうか。



ではひとつずつ考えていきます。

 

黙って出ていったらどうなる?



「どうもならない」



というのが弁護さんの答えでした。




黙って出ていくこと自体は
「犯罪ではないので法律的に問題になることはない」
そうです。




法律的に問題にならないということはつまり
妻が別居のために出ていったこと自体は
裁判になったとしても不利になるわけではない
ということです。




確かに民法には「同居義務」というものが
定められています。



ですが、これはあくまでも
正当な理由がないのに勝手に出ていった」
という場合です。



不倫相手のところに行ったきりになって
帰ってこないとか、行方不明になったとか
そういうことです。


モラハラは今や離婚の理由として認められるのでこれには当たらないということです。


もう一つ「悪意の遺棄」という言葉を
モラハラ夫が言うことがあります。


これも生活費を渡さないで自分は女のところに
入り浸っているとか、そういう意味合いで
適用されるものです。



モラハラという虐待を受けている人が
そこから逃げ出したからと言って
これには該当しません。


 

もしまだ世話の必要な子供がいるなら、子供は必ず連れて行って。親権を取りたいと思っているなら、主な養育者として認められた方の側に認められやすいからです。

 

子供の親権については下の記事も参照してください。

家を出ていくことを夫に言ったらモラハラがひどくなりそうで怖い

 

怖いですよねえ・・



ていうか、ひどくなるだろうことしか想像できないし。



これはもうほんとに水面下で準備して
ぎりぎりまで黙ってる
方がいいのかなと思います。


わたしも部屋を借りるまでに保証人を
どうするかでちょっと手間取りました。


保証人がいないと保証会社に入れないんですよね。
なんで?保証会社の意味・・



ご両親に離婚を前提にした別居のことを話せるなら
ご両親に保証人になってもらうのが一番ですよね。



もしくは実家に一時身を寄せるとか。




部屋さえ確保できればもう
第一段階はクリアしたようなものです。




部屋の中を整えていくのは、突然家を
追い出されない限りぼちぼちでいいしね。


家を出るにあたっては置手紙を旦那さんが
いつも出勤に使う車のダッシュボードに
仕込んだよとか、旦那さんが留守の昼間のうちに
夜逃げならぬ昼逃げ」をした、という人も。




そこはそれぞれのモラハラ度にもよるかも。


別居した後の生活はどうする


実はここが一番心配なところかもしれません。



離婚すれば使えるいろいろな公的な支援は
別居の段階では使えません


モラハラ夫がすんなり別居中の「婚姻費用」
を払ってくれるとはとうてい思えない。


「婚姻費用分担」というのは別居中であっても夫婦のどちらもだいたい同じレベルの生活ができるように収入を配分することです。主に収入を多く得ている方が均等を図るために相手に支払うことになる。

 

夫がすんなりと婚姻費用を支払ってくれなかった
場合、しばらくは実家に身を寄せるなどして
生活費を抑えるしかないかも。


その間に公営住宅に申し込むなどしてできるだけ
家賃を抑えられたらかなりその後の生活は
楽になると思います。


モラハラ夫、とにかくお金にシビアなので
すんなりとは出さないでしょう。


できるだけ早く収入を得る、もう少し
働けそうなら収入を増やすなどの方法を
探しましょう。


もし夫が婚姻費用を支払うのを拒否したら調停です。


自分でやってももちろんいいのですが
モラハラ夫とお金の話をするのは
すごい大変じゃありませんか?


わたしが弁護士さんに相談しに行ったのもそこです。


お金の相談をモラハラ夫とするのはかなりハードルが高い。


自分で調停をして夫に婚姻費用を請求するにしても
弁護士さんに相談すると、アドバイスをしてもらえます。


別居している限り夫は婚姻費用を支払わなければならないので、離婚してしまえば夫も婚姻費用を支払わなくてよくなる。毎月婚姻費用を支払うより離婚した方がいいんじゃないの?というわけです。



離婚すれば「児童扶養手当」
「ひとり親医療制度」などが使えます。
夫からの養育費ももらえれば生活は
だいぶ楽になるはずです。

 

モラハラ夫と離婚前提で別居するときの心構え:まとめ



離婚に向けて別居するのは、一人で生きていく
ということの意味を感じる時間になるかも
しれません。



もう誰にもけなされたり無視されたりして
悲しい思いや怖い思いをしないで済む
解放感はあると思います。



でも一方で経済的には今までと同じ
レベルの生活はできないかもしれない。


かといって「たいへんだったからやっぱり
離婚するのやめる」というわけにもいかない。



どうなるかは神のみぞ知る・・・



別居するのは部屋を自分で借りるにしろ
実家に帰るにしろ
どちらにもメリットとデメリットがあるし。




慎重に考えたいところではあるけどこの大きな
第一歩ができるだけスムーズなものに
なるようにしたいですよね。



「モラハラ夫との離婚は決断も大事だけど
準備はもっと大事」
というツイートを
見かけて大きくうなずきました。




だけどモラハラ夫と暮らしながら
知らん顔して別居の準備をするのは大変。




弁護士さんに手伝ってもらいたいと思うなら
わたしがお世話になった「SOSAPO」
(日本法規情報相談サポート)

使うことも検討してはどうでしょうか。




それをどのように利用するのかについては
下の記事をお読みください。

https://help-morahara.com/divorce/sosapo-recommended/

とはいえ、悪いことばっかり考えていたら

また足がすくむので楽しいこと考えようと思います。



アパートの中をどんなふうにレイアウト
しようかとか、離婚したら何しようかとか!

 

  1. 突然家を出て行って別居しても法的に不利になることはない。
    ただし、子供は連れて行った方がいい。
  2. 別居すること、家を出ていくことについて夫に言うにしてもあまり早くからではなくある程度準備が整ってから。
  3. 婚姻費用の分担請求を自分だけでするのが不安なら、別居について準備し始める前に弁護士さんに相談を!

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