意を決して離婚して欲しいと話したんだけど、一旦はわかったと言いながらその後コロコロと言うことが変わります。結局なかなか別れられません。
モラオさんの、それはきっと執着。
そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!
モラハラ夫の執着は愛情とどう違う?
意を決して別れを切り出したのに
なかなか別れられない。
離婚届を何枚無駄にしたことか。
離婚したあとも待ち伏せ。
連絡が来たりすることも。
そんな自分、
もしかして愛されてる・・・?
”そんなに愛されてたなんて知らなかった。
もしかして、もう一度やり直せるかな・・・”
そんなふうに思ったりしたりして。
いやいや、ちょっと待って。
それは愛ではないかもよ?
執着は確かに、何かに対する
強い愛着でもあります。
それが「自分のモノ」である
という強い意識。
それを手離したくない
もう一度手に入れたいという願い。
それが手に入らないと
わかった時に起こる強い感情。
すでに持っているものならば
「手離したくない」
まだ手に入っていないものならば
「どうしても手に入れたい」
それが心のない「物」ならば
頑張ったら手に入るものも
あるかもしれません。
でもそれが、感情のある人間だったら?
✔相手にも選ぶ権利がある
自分がどうしたいかという
自由意志がある。
相手の自由意志を無視すること
自分の思い通りにしようとすること。
これこそモラハラなのです。
そして執着します。あなたを手放そうとしないのはそういうわけです。
もし本当にあなたのパートナーが
あなたを「愛している」なら
パートナーはあなたの自由意志を
尊重するでしょう。
それは、あなたがやりたい放題に
することを許すということではなく
あなたの「感情」「願い」を
考慮するということです。
あなたのパートナーにも
感情があります。
願いもあるでしょう。
でもあなたを愛しているなら
相手は自分の気持ちや願いよりも
あなたの気持ちや願いを
優先するでしょう。
少なくともあなたの気持ちや
願いを知ろうとするはずです。
頭ごなしにはねつけたり
バカにしたり押さえつけようとするなら
それは「執着」です。
「愛情」とはまったく違うものです。
それでも、別れてもなお
あなたの事を想っていると言ったり
あなたを取り戻そうとして
「失って始めて君の大切さがわかった」
なんて言われたらキュンッてなっちゃいますか?
そんなに思われてるのなら
もう一度やり直せるかな
なんて思っってしまいそう。
戻ってもたぶん、
また苦しい思いをする。
なぜなら相手は本当に
あなたの事を気にかけているわけでも
愛しているわけでもないからです。
パートナーはあなたと
一緒にいることが
心地よかったのかもしれません。
でもそれは、あなたがいつも
相手に譲り相手はいつも
自分の思い通りに物事を運べるから
だったのかもしれません。
あなたはもう、あなたの気持ちや願いを
踏みにじる人から自由になり
自分の心を取り戻しました。
もし別れたその人の元に戻ったとしても
もう相手の言いなりになっている
あなたではありません。
その時、どんな事が起きるか
想像してみてください。
相手は思い通りにならないあなたを
大切にしてくれるでしょうか。
あなたの気持ちや願いを
尊重してくれますか?
どんなことになるか
もう戻る前から目に見えていませんか?
執着しない関係性って?
モラハラは、その関係性がいびつで
どちらかの力が強すぎる時に起きます。
対等ではない関係。
思い出してみてください。
対等な関係、フラットな関係の
友達と話している時の自分を。
あなたはどんな風に
その人と話していますか?
いつもいつも自分のやりたいこと
欲しいものを相手の気持ちを考えずに
優先しますか?
逆に、いつもいつも相手の言うなりで
自分のことは後回しにしますか?
そんなことないはず。
相手の気持ちやしたいこと
自分の気持ちやしたいことの
バランスを取りながら
お互いがいちばん納得できるところを
探しませんか?
それこそが対等な関係です。
そんな関係ならばお互いに
自分の言い分に固執しません。
相手の選んだこと、相手の選択を尊重します。
たとえ自分の思い通りにならなかったとしても
それほどガッカリしません。
手に入れば入ったでもちろん嬉しいけど
ダメならダメで仕方ないよねと
次のチャンスに目を向けることができます。
対等でない関係は長続きしません。
自分ばかりがいつもいつも
我慢しているという欲求不満は
いずれ、大きく膨らんだ風船のように
限界がきます。
それは破裂し元の形には二度と戻らない。
あなたがパートナーのもとに戻っても
また同じことが繰り返されるだけです。
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