【サルでもわかる】離婚だって怖くない!モラハラ夫の扶養から抜けて自立する方法

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モラハラ夫はお金を稼いでくるか、どれぐらい稼いでくるかで相手を値踏みするよね。専業主婦の私には価値なんかないって言われてとっても悲しい。そこまで言うなら働いて夫の扶養から抜けてやりたい。どれぐらい働いたら「扶養から」抜けられるの?



こんな疑問にお答えします。

 

モラ夫の常とう句は
「俺が稼いだ俺の金」
「俺と同じだけ稼いで来たら認めてやる」

 

かなこ
かなこ

そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!

 

モラハラとは「モラルハラスメント」簡単に言えば「いやがらせ」「いじめ」です。暴言、無視し続けること、経済的な制限、相手の人格を否定することなどの特徴があります。

夫の「扶養から抜ける」ってどういう意味?

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「夫の扶養から抜ける」というのは自分で
社会保険料を支払うということです。



夫から生活費を受け取らないという
意味じゃありません。



でもモラハラ夫に対して強くなること
いつか離婚を目指すなら
ここがまず
大きな目標になると思います。



それに社会保険料を自分で払うようになれば
離婚後の心配事が一つ減ります。



ところで「フヨウ」とみんなが言っているものにはいくつか種類があります。

大きく分けて税法上の「フヨウ」と社会保険上の「フヨウ」

 

税制上の「扶養」


仕事をして収入があると税金がかかります。



結構高いです。



毎年源泉徴収票(毎年どれだけ稼いでどれぐらい
税金取られたかがわかるレポートのようなもの)
を受け取ると、こんなに税金持ってかれてのかと
がっくりします・・




で、家族を持ってるサラリーマンには
養ってる家族の数だけ税金を免除してあげましょう
というものがいわゆる「フヨウ」(扶養控除)です。




奥さんについては「配偶者控除」といいます。




結婚して奥さんがいる人ならかなりの
金額が税金を免除されているんです。




それは奥さんの収入が年収150万を超えるまで。

パートに出てる人なら「100万」とか「103万」とか「130万」「150万」ていう金額を、意味は分からなくても聞いたことはあるはず。



それぞれのラインを超えるごとに自分の収入にも
夫の収入にかかる税金も高くなっていきます。




カギになるのは「150万」




これが夫の「扶養」から抜けることになる額




150万円を超えると夫のお給料にかかる
税金はびた一文まからなくなります。

 

健康保険


もう一つは社会保険の「フヨウ」です。



税金もさる事ながらこちらの「フヨウ」
がいまわたしたちにとって大切な「フヨウ」です。



厚生年金と健康保険




まずは健康保険



働いている人はみんな働いているところに
よって所属する「健康保険組合」があります。



健康保険は夫が一人分払うとその家族みんなが
同じ健康保険料を支払っているとみなして
もらえます。



保険証を見てみてみてください。



保険証に「家族」と書かれていたらあなたは
「夫の健康保険組合に『扶養家族として』
登録されているということです。



夫の「扶養」から抜ける、つまり健康保険料を
自分で払うようになると「本人」と書かれた
保険証を持つことになります。



健康保険制度ってありがたい制度です。




保険がなかったら全額自費です。



たとえば風邪をひいてごくごく基本的な
お薬が出て初診で1500円ぐらいとしましょう。



(抗生剤が出たりするとさらに1000円
ぐらい高くなります)



仮に1500円ぐらいとしましょう。



普通、保険証があれば自己負担額
(病院で実際に支払うお金)は3割ですから
本当に診察とお薬のためにかかった
お金は5000円です。



保険証がなかったら風邪薬で5000円
かかるわけです。



これがもし抗生剤とか出たりすると
3割で2500円~3000円ほどかかります。



全額負担ならなんと
8000円~10000円です




ありがたいですよね、国民皆保険制度。




じゃあ残りの7割はだれが払ってるのかと
いうと「保険組合」が払ってるわけです。




会社や団体によって保険組合があるのですが
その保険組合に加入しているそれぞれの会社が
会社員として働いている人たちの保険料の
半分を持ってくれてるわけです。

 

わたしたちは社会保険料としてその半分を支払うことで、病気になったときにかかった医療費の3割を支払うことでたいていの医療をうけることができます。



ところが、夫の扶養に入ったままになっていて
離婚することになった場合、
離婚と同時に夫の健康保険の「扶養」から
外れます。



それって「無保険」の状態です。



「無保険」ということはかかった
医療費全額が自己負担です。



病院に行くたびに何千円もかかったら
怖くて病院に行けないです。



自分はまだしも子供が無保険だったら・・・。
そんなことにならないためにも
健康保険証は自分で取りたい。

 

もちろん、離婚すれば「ひとり親医療制度」を使うことができますから医療費の心配はなくなりますが。別居している段階では使えない制度なのです。ただ、国民健康保険にも免除制度がありますからそんなに心配しなくていいです。

 

厚生年金


もう一つのおおきな「フヨウ抜け」。
これが「年金」。

 

わたしたちにとって一般的な年金は二種類。



国民年金と厚生年金です。



国民年金というのは国民が全員
20歳から60歳になるまで強制的に
加入することになります。



これは将来退職した後の
老後の生活の主な収入源であったり
年金を受け取れる年齢になるまでに
事故やケガをしたりして働けなく
なったりした場合に生活資金となる
ものです。



厚生年金は国民年金に加えて支払います。




当然国民保険だけの場合よりも
将来受け取る額は多いと「言われて」います。




もっともその支給額は年々下がり続けており
わたしたちの老後にはもらえるものなんて
ないんじゃないかという疑惑が。




とはいえ、一万円だって
何もしなければ入ってきません。




たとえ一万円でも、将来の自分の
生活費として心強い。




厚生年金を毎月どれぐらい支払うかは
収入によって算出方法があり、それぞれに
違ってきますがその国民年金プラスαの
部分を会社が半分支払ってくれる
んですね。



それが「150万」というラインです。

 

 

年収が150万円を超える人は以下の条件を満たしたときに社会保険に加入できるし、会社にも加入させる義務が生じる

  • 週の労働時間が20時間以上
  • 毎月のお給料が88000円以上ある
  • 学生ではない
  • そこで働き始めてから1年以上
  • 勤務先の従業員が501人以上である

 

 

夫の扶養から抜けるためにどれぐらい働けばいいの?


扶養枠ラインは年収150万。



これ以上にならなければ夫の
「扶養控除枠」から出ることはありません。



では年収150万分働くのって実際
どういう感じなんでしょう。



ひと月約108000円です。



これが3か月続くと4か月目から
会社の規模にもよりますが社会保険に
加入することができるようになります。



これを手取りとのバランスで考えてみます。



社会保険料はだいたい毎月3万円天引き
(お給料から差し引かれる)されます。




そうすると108000円のお給料から
3万円ひかれて、手元に残るのは8万8千円です。



あら・・・。



これでは暮らせない。

 

妻の年収が103万を超えると、妻の収入にも夫の収入にも税金がそれそれかけられるようになります。だからたいてい、パートさんたちは夫の税金控除の範囲内である103万円を限度にしてるんですね。



社会保険に加入できるのは助かるけれど
かと言って月9万円弱じゃ生活できない。



それならいっそひかれる分を上乗せした
額が手取りとして残るように働く。



3万円×12か月で36万円。


ということで社会保険に加入しても
「元が取れる」のは182万円。



このラインが最低ラインです。



時給が1000円なら
一日8時間×月20日として160時間。




16万円が会社から支払われて3万円が
天引きされるから手取りは13万円。




毎月の総支給額
(社会保険料や税金が引かれる前の額)
16万円(ボーナスなし)で年収192万円。



夫の扶養から抜けようと思っている方は
パートでもこれぐらい稼げるか社員なら
月給16万円を超えることを目指すといいのかも。



これ以上稼げるならいうことなし!

夫の扶養から抜ける:まとめ


といっても手取りが月130000円でも
けっして多くはない。



これがギリギリの最低ラインです。



でも、まずは夫の扶養から抜けて
自立することを目指してこの額を
稼げるように働く



いままで専業主婦で結婚してから
ほとんど働いたことなんかないという人に
とってはすごく高い山に思えるかもしれない。



でも、やってやれないことはない!と思います。



わたしは18年ぶりに働き始めたとき、一日4時間からでした。



ちょっとずつ時間を増やして日数を増やして



今はフルタイムで正社員として働いています。



初めから「正社員」にこだわる必要はないと思います。



ひとり親に対する助成はまあまああるので
パートでもそれほど厳しくないと
シングルママの先輩から聞いた話です。



月に20日ってそんなに働くの?・・・と
思うかもしれませんが、20日って週休二日
プラス月に二日はお休みがあるってことです。



しかも働き始めて半年後からはそのお休みが
有休(お休みだけどお給料がもらえる)に
なるんですから悪くないでしょう?



このあたりのモラハラ夫とのあり方について
書かれた漫画エッセーを以下の記事で
紹介しています。



よろしければそちらもぜひ!

 

【必読】共感できるモラハラ旦那エッセー漫画【厳選2冊】
モラハラ旦那との生活に違和感を感じながら暮らしている人、いったいどれぐらいいるんだろう。グーグルでちょっと検索すると、モラハラ旦那についてのエッセーや漫画がいっぱいヒットする。モラハラ旦那エピソードはほんとに身につまされるけど、おすすめ漫画2選。

 

 

  1. 毎月手取りで108000円稼げると夫の「フヨウ」から抜けられる
  2. 「フヨウ」から抜けて自分で健康保険、年金などの「社会保険料」を支払えると夫のモラハラに対して強くなる。
  3. 離婚後の生活も怖くない!

 

 

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