モラハラ夫と暮らすうちにモラハラセンサーが研ぎ澄まされて、ドラマを見ていてもモラハラ男に反応してしまう。あの人もこの人も・・!歴史上の人物もみんなモラハラに思えてきた!
わかる、わかります!
信長ファンの方には申し訳ないけど
信長は典型的なモラ野郎です。
そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!
ドラマの中のモラハラ男たちはイケメン無罪?
最近ドラマを見ていて「この人絶対モラだ」と
思いながら見ていた歴史上の人物。
”織田信長”。
わがままで自分の思い通りに
ならないものは許さない!言うこと聞かないなら
殺すぞゴラ!・・こんなにわかりやすいモラも
いないっていうほどわかりやすくないですか?
信長は強権タイプのモラですね。
圧倒的な力を背景に相手を組み伏せていく。
「泣かぬなら殺してしまえホトトギス」
後世の人が信長の人柄を表すために作ったものだ
といわれていますが、まさににそんな人ですね。
周りにいる人は信長の地雷を踏まないように
いつも顔色を窺っています。ついには妻帰蝶にも
愛想をつかされてしまうのでした。
歴史上の人物ってその時代時代に残っている
資料に基づいたイメージが先行するので
あとから180度評価が変わる人もいますが
信長に関しては変わらないですね。
ちなみにのちに発見された歴史的な
資料によって評価を変えた人物の代表は
明智光秀が代表として挙げられます。
光秀といえば「本能寺の変の首謀者」
「裏切者」というダークなイメージでしたが
近年新たな資料の発見によって
その評価を大きく変えました。
閑話休題
光秀は置いといて信長信長!
実はわたし歴女です。
歴史って人の人生そのものじゃないですか。
時代が変わっても人の感じ方なんて
変わらないんだなあと100年も200年も
昔の人に同情するんです。
まあその話は置いといて。
「麒麟が来るの製作が発表されたときには信長を?
演じられるの?という視聴者の不安をよそに
染谷将太さん演じる信長は、その怪しい魅力で
多くの視聴者マダムの心をわしづかみにしました。
(知らんけど)
激しい気性とモラハラに腹が立つのですが
一方でまつ毛の長いかわいくておちゃめな
俳優の容姿と優れた演技でつい「信長様ステキ」
と目がハートになってしまった方もいるんじゃ
ないですか?
(知らんけど)
✔モラを見分けにくくする刷り込み
はい、モラって時に魅力的なんです。
染谷将太さんがモラだというのではなく
信長です。これ以上わかりやすいモラも
いないんじゃないかというほどのモラなのに
強く引き付けられる。
ドラマですから。イケメン俳優がやってるので
女性がドラマの登場人物としての信長が好きって
いうのは、まあまあわかります。
しかし考えてみてください。信長って
戦国武将の中でも圧倒的人気を誇るのです。
わかりやすいモラです。それでも人気あるんです。
いかに日本という国がモラハラに対して
甘いかということでもあります。甘いどころか
積極的に受け入れているフシすらある。
つまり何が言いたいかというとこれです。
「モラは結婚するまでわからない」
周りの人のことなど多少ふみにじってでも
のし上がっていく『強い男』=『甲斐性のある男』
といいそんな男性と結婚するのが女の幸せ、
という刷り込み。
そんなモラハラに対する認識の低い環境で育った
日本の女性がうっかりモラハラパーソナリティを
抱える男性とそれと気が付かずに結婚しても
まったく不思議じゃないってことです。
ドラマにみる西島秀俊タイプのモラハラ夫
西島秀俊さん、大好きです。
優しい夫を演じることが多い気がします。
こんな夫なら幸せだろうな・・と思うことが
よくあるんですが、そんな西島さんが演じた夫役に
なんとなく違和感を感じてずっと印象に残っている
ドラマがあります。
「流星ワゴン」というドラマなんですが。
ご存じの方おられますか?
重松清さんの小説が原作です。
作品は2015年なので少し前のものなのですが
一度見始めたら一気に見てしまいました。
西島秀俊、香川照之、井川遥、吉岡秀隆、と
俳優陣も好きな人ばかりだったのもあるんですが
見てほしいのはまさにその第一話。
ドラマの冒頭でいきなり、西島秀俊演じる夫は
井川遥演じる妻に離婚してほしいと告げられるのです。
その理由が夫には初めわかりません。まさに
「突然妻が離婚を言い出した。
俺はずっと妻にとって良かれと思って
やってきたのに」と悩むアレなのですが
妻が離婚を決意した理由とは?
作品の中で「モラハラ」という言葉は
使われていませんがモラハラ被害者の
皆さんにはたぶん妻の気持ちがわかるはずです。
西島秀俊演じる夫は本当に優しいんです。
でもその「やさしさ」はひとりよがりです。
ドラマの最後に西島秀俊演じる夫は自分が
「妻のため」と考えてしていたことが実は
妻を追い詰めることになっていたと知るのですが。
「妻のため」と本気で思っているパターンです。
「自分は100%正しい」と本気で思ってる人。
このドラマを見た人はもしかしたら
「夫に自分の気持ちを話せばよかったのに」と
言いたくなる人もいるかもしれません。
でも、「サイレントモラ」の
恐ろしさを知っている人なら
それがどんなに難しいことなのかわかるはずです。
というわけで、緊急事態宣言でまた在宅ワークに
切り替わる会社も多いかもしれません。
この機会に本を読んだり、見られなかった
ドラマを見てみるのもいいかもしれません。
見られた方はぜひ感想など教えてくださいね。
重松清さんの原作。小説で読むと登場人物の心の動きがより分かりやすいです。なぜ妻は離婚を決意したのか?
ドラマ版です。西島さんの演じる夫がステキすぎてどこがモラなの?と思うかもしれませんがこれがわからないから怖いんですよね。あと、香川照之演じる「忠さん」にもっていかれるので注意です(笑)
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