「そんな人とよく一緒にいられるね」「早く別れればいいのに」といわれることも多いのですが、いざとなると動けない。
すごく、すごくわかります!
離婚したいと思ってるけど動けない。
でもこのままでいいとも思えない。
そんな方のお悩みに答えます。
共依存関係に陥るとお互いに依存しあい、離れたいと思うときにはその関係を断ち切るためにたいへんな労力が必要になります。
共依存関係を断ち切り、モラハラ夫とお別れするために何ができるでしょうか。
モラハラ夫との共依存関係を克服するために
「共依存」というのが何かについては下の記事をご覧ください。
物理的な距離を取る
もしかして自分は夫との「共依存関係」になっているのかも、と思ったら。
これはもう、まずは物理的な距離をとることに尽きるのではないかと思います。
かといって、いきなり部屋を借りるなんていうのは経済的にも難しい。
現実的な解決策にはなりにくいかもしれません。
それならまずは、夫から一番離れた部屋の隅を自分のパーソナルスペースにしてそこで過ごすとかから始めてみる。
夫の表情が目に入ってしまうと怖いと感じるので、できるだけ顔を見なくていいところにいるといいですよね。
心理的距離をとる
夫がいなければ生きていけない(生活していけない)んじゃないかと不安なら、仕事を始めてみるのもいいと思います。
「お前が一人で生きていけるわけがない」
本当にそうでしょうか。
一人で生きている女性はいくらでもいるじゃないですか。
一人で生きるよりも二人で生きていくほうが生活が楽なのは確かです。
でも、「一人で生きていけるわけない」というのはモラハラ夫の洗脳です。
マインドコントロールです。
初めはそれほど長く働けないかもしれない。
子供たちは大きくなっていくし、母親がそばにいて世話をしなければならない時間も割合もどんどん少なくなっていく。
少しずつ仕事の量や時間を増やしていくことができれば、だんだん一人でも生きていけるという自信になっていきます。
自分で働いた分の中から少しづつ貯金しておけば、「その日」がやってきたときにすぐ動くための準備にもなるでしょう。
モラハラ夫からは仕事をセーブするよう言われるかもしれない。
仕事をしているから家事がおろそかになっていると、意地悪を言われるかもしれません。
でも絶対あきらめないでください。
「共依存から抜け出すんだ」と自分に言い聞かせてください。
情報を得る
モラハラ被害者の共依存は深刻な場合が多いです。
特に結婚生活が長いとそれだけ洗脳も深くなります。
自分自身も年齢とともに体力が落ちていく。
働きたくても年齢制限による正社員登用が難しくなったりと離婚へのハードルは高くなっていきます。
「もういいかこのままで」
ついそう思ってまた我慢の道を選んでしまう。
「あれ?うちおかしい?」と思ったら周りの人に話してみてください。
公園や幼稚園や保育園で知り合って仲良くなったママ友がいれば、少しそういう込み入った話ができそうな人がいるかもしれません。
みんな幸せそうだから、わたしの気持なんかどうせわからないと思わず、初めはさりげなく、話の流れで「うちの旦那さ、ちょっと変わってる?」て話してみてください。
意外といるものです。「うちもよ」ていう方が。
でもそれで安心しないでくださいね。
同じような環境にいる人はいますが、それが正常なわけではないので。
例えば、幼稚園や学校の行事にかかわるようになると、一つの行事が終わるとみんなで「打ち上げ」と称して飲み会を計画することがあります。
そんな時、モラハラ夫を持つ人は「夜に飲みに行くなんて旦那が絶対許してくれない」といいます。
これはほぼ100%モラハラ夫の特徴です。
共依存になっている夫婦の場合、夫は妻自身の交友や自分を置いて出かけるということを嫌います。
妻はそれを体感的に知っているので夫の機嫌を損なうのが怖くて「行きたい」と言えないのです。
そういう人が何人かはいます。
でも圧倒的大多数は「なんで?」と不思議そうです。
「なんで?旦那さんのご飯とかどうしてるの?そんな遅くまで飲んでるとか怒られないの?」
共依存の妻にとってはそちらのほうが不思議なのですが。
そんなことから自分が共依存に陥っていることに気が付くことがあります。
夫が子供や妻を置いて遊びに行ったり飲みに行ったりするのは構わないのに、妻がそうするのを極端に嫌がるというのは明らかに不公平です。
つまりそこに「上下関係」ができてしまっているのです。
モラハラはこの「上下」の関係が夫婦の間でできてしまっていることから起こる問題です。
モラハラ夫は「それが普通」というかもしれないけど、本当にそう?
周りの夫婦がどんな関係なのか、ちょっと周りを見てみて。
もしもモラハラ夫との共依存関係を解消し、自由になりたいと思っているなら。
身近なところで相談できるところについて書いた下の記事も参考にしてもらえるかもしれません。
共依存から抜け出したあと
まず夫から心理的に距離が開けられるようになると、急に体が軽くなった気がします。
離婚した人たちはしばらくの間、不安と闘わなくてはいけない時期があると言います。
でも、それ以上にマインドコントロールが解けた後はその自由さに感動すら覚えると言います。
共依存状態が長ければ長いほどそこから抜け出すのは難しくなります。
「依存している状態」というのは「これを続けるとまずいことになる」「自分にとって不利益になる」とわかっているのにそれをやめられない、という状態です。
その状態が長く続けば続くほど、その状態になれてしまい普通になってしまうのです。
だから、早く、まだ自分の意思で動けるうちに逃げ出せますように。
夫との共依存関係を終わらせるために:まとめ
共依存関係は夫も自分も幸せにしません。
夫との共依存関係を断ち切るために。
1.物理的な距離をとる
2.心理的な距離をとる
3.情報を得る
もう何をするのも遅すぎると思うのは、夫のモラハラ、共依存関係にあった間のマインドコントロールによるものかもしれません。あきらめないぞ!
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