【人それぞれ】それでもモラハラ夫と離婚しない理由

離婚

夫とは離婚したい。でも、いろいろあってまだ離婚できずにいます。友達に旦那の愚痴を言うと「離婚しちゃえば?」「なんでそんな人と結婚したの?」とかって反応が返ってきてわりと傷つきます。

 

 

逆に「離婚は子供がかわいそう」
なんて言われることもありますね・・・

 

 

かなこ
かなこ

そんなわたしは夫からモラハラを受けていると気が付かないまま20数年暮らしてきた人。離婚を視野に、ついにアパートを借りて別居スタート!

 

モラハラとは「モラルハラスメント」簡単に言えば「いやがらせ」「いじめ」です。暴言、無視し続けること、経済的な制限、相手の人格を否定することなどの特徴があります。

 

 

モラハラ夫と離婚しない理由

 

 

事情はひとそれぞれ
モラハラを受けていることに
気がついてはいても、離婚しないで
いますっていう人は少なくない。

 

 

その理由はいろいろです。

 

 

子供の学費のために今は我慢しているという人。

 

 

自分の力で生きていく自信が
ない
からいまはまだ無理だという人。

 

 

まだ夫がモラハラかどうかの
確信が持てなくて迷っている人。

 

 

みんなそれぞれ。
みんないろいろ。

 

 

自分一人の人生ならなんとでもなる。

 

 

でも子供たちにも自分たちの世界があって
それを壊すには忍びなくて、と言う人。

 

 

すでに思い切って家を飛び出してきた人たちは
本当に善意から、なんとかして楽にしてあげたいと

 

 

「離婚しちゃえば?」

「そんなダンナ、一緒にいるの
しんどくない?」

 

 

という人たちもいます。

 

 

毎日毎日夫の顔色と機嫌を伺い、
ハラハラしながら暮らすのは
しんどいものです。

 

 

ストレスの原因ははっきりしているのだから
状況が変われば本当に楽になります。

 

 

どうしてあんなにびくびくしながら
生活していたのだろうと不思議に思う
ほどです。

 

 

それがわかっているからつい
「思い切って別れちゃえ!」
と言いたくなります。

 

 

でも、事情は本当にひとそれぞれ

 

 

悩んでいる人を励ましたり慰めたり
自分が夫から離れてどれほど
楽になったかは話せます。

 

 

だけど、誰もあなたの明日からの生活も
これから先の長い人生の保証も
してあげられないのです。

 

どこまでもあなた自身が先に進む
勇気と覚悟を持たないといけない
思っています。

 

 

その覚悟がまだできていないうちに
周りの人に言われるままに家を飛び出しても
生活力もなく、仕方なく夫の元にまた
戻る人もいます。

 

 

いったん出て戻った人が戻ったら
それまで以上に夫にマウントされ
辛い思いをするのは火を見るより明らかです。

 

 

それまで妻に辛く当たっていた夫が
嫁がいない間多少不自由な思いをしたからと

 

 

「俺が悪かった。お前がいない生活なんて
考えられない」

 

 

なんて心から言うと思いますか?

 

 

「反省している。態度を改める」と
いったとしても。

 

 

その言葉がどれだけ信じられるのでしょう。

 

 

それができるならそもそもあなたが
家を出ようと思うようになったでしょうか。

 

 

「両親の揃っていない家庭なんて
子供がかわいそう。あなたがうまく
旦那さんを操縦すればいいのよ」

 

 

なんてことを言う人もいます。

 

 

「男の人なんて手のひらで転がせばいいのよ」
っていうセリフも、ほら、聞いたことあるでしょう?

 

 

そのどちらも極端かもしれませんが
根っこにあるものは同じです。

 

 

「無責任さ」です。

 

 

親の揃っている家でも夫婦の間で
意思の疎通が図れず、母親一人で
子育てをしているという人も多いのでは。

 

 

そんな家庭の子供たちにとって
「親が揃っているというだけ」
のことにどれほどの意味があるでしょう。

 

 

母親がいつもピリピリイライラしていて
いつこちらにとばっちりが来るかと
びくびくしながら生活していたら
そこは安心できる場所ですか?

 

 

なら、「両親が揃っていること」に
どれほどの意味があるでしょう。

 

 

離婚した両親を持つ子供から
「早く別れてくれってずっと思っていた」
という話を聞くことも珍しくありません。

 

 

心身ともに健康で、働くことができているなら
思い切って別居、離婚に踏み切った方が
いいこともあります。

 

 

モラハラ夫と離婚するのも離婚しないのも自分で決める

 

 

迷っているときは、誰かに背中を押して
もらいたいという気持ちもわかります。

 

 

結婚するときより離婚するときの方が
エネルギーがいります。

 

 

結婚するときは自分一人だったけど
今は子供もいて、そう簡単に身動きが
とれなくなっているかもしれません。

 

 

離婚は通過点にしかすぎません。

 

 

その後の長い人生は自分で切り開いて
いかなければならないものです。

 

 

だれもその責任を代わりに
負ってあげることはできません。

 

 

離婚しないで夫と生活していくことにした場合
また戻ることにした場合の、いずれにしても
自分で「選んだ」という認識がないと
どうなるでしょう。

 

 

うまくいかなかった場合に、その人は
「~したほうがい」と言った人に対する
恨みを抱くようになることがあります。

 

 

依存先が夫からその人に変わるだけの話です。

 

 

誰かに依存していなければ生きていけない
という事実は、これからの人生でその人の
心に刺さった小さな棘になるでしょう。

 

 

それはきっと、その人にとって不幸なことです。

 

 

以前見聞きした人の例ですが、夫の不倫で
精神的なバランスを崩した人がいました。

 

 

直後からその人は
「夫のせいでわたしはこんなに苦しんだ。
だから夫には一生償わせる。夫には
わたしに尽くす義務がある」
と思い込んだようです。

 

 

その人はNPD(自己愛性人格障害)と診断され
その後包丁を持ち出して振り回したり
OD(薬の過剰摂取)などによって
自暴自棄な行動をとるようになりました。

 

 

まさに「被害者の加害者化」の典型ですね。

 

 

「夫のモラハラが辛い」と感じて
別れることを選ぶにしても、
一緒に生活していくことを選んだにしても

 

 

「それを選んだのは自分」であるという意識を
きちんと持つことはその後の生活の中で
大きな違いになります。

 

 

離婚して生活が厳しくても
「自分で決めたこと」なら
頑張れるかもしれない。

 

 

「自分の意思で戻った」けどやっぱり辛かった
という場合でもそれならどうしたらいいのか
今度はある程度見通しも立つでしょう。

 

 

やはり夫から離れた方が自分と子供のために
いいと思えば今度は、誰にも依存せずに
生きていくのに必要な準備もできるでしょう。

 

 

夫のもとにとどまる、あるいは
夫のもとに戻ることにしたのなら
心の距離をしっかり保ってください。

 

 

✔「時」を待つ

モラハラ夫との関係で一歩前を行っている人は
後から来る人にアドバイスしたくなるものです。

 

 

でも、そこはぐっと我慢する。

 

 

グズグズと迷っているように見える人が
「自分で」動き出せるようになるまで。

 

 

お互いに「時」が来るのを待つことも
必要なんだと思います。

 

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